コウノ 【河野】レベル7
約203,200人
日本姓氏語源辞典
大分県、宮崎県、大阪府。続いて福岡県、東京都、愛媛県、広島県、神奈川県、兵庫県、山口県。カワノも含む分布。大分県、宮崎県ではカワノが主流。
①愛媛県松山市を流れる河野川の付近(旧:河野郷)から発祥。平安時代に記録のある地名。地名の古い発音はカワノ。同地で飛鳥時代に称したと伝える。同地に平安時代、神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の幕臣に鎌倉時代にあった。徳島県美馬市脇町大字北庄で伝承あり。同地では愛媛県から徳島県吉野川市鴨島町知恵島に1553年(天文22年)に来住したと伝える。山梨県山梨市下石森では愛媛県から故あって来住したと伝える。伝承からの推定では戦国時代以前。宮崎県東臼杵郡門川町では愛媛県から1573年から1592年(天正年間)の戦に敗北して宮崎県日向市細島に来住したと伝える。善隣。広島県廿日市市で江戸時代に皮革業者の管理者にあった。
②兵庫県赤穂郡上郡町河野原発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
③長野県下伊那郡豊丘村河野発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はカワノで「川野」とも表記した。同地に分布あり。
④コリア(朝鮮・韓国)系。複数の起源の全体における推定での比率は1%以下。地形。河に「野」を追加。東京都江戸川区で1956年2月22日に帰化の記録あり。本姓は河。河参照。
⑤コリア(朝鮮・韓国)系。大韓民国慶尚南道河東郡発祥。河東の日本音はカトウ、コリア音はハドン。河東の「河」を使用。東京都渋谷区で1961年9月7日に帰化の記録あり。本姓は鄭。鄭参照。
⑥シナ(中国)系。地形。何を分解した「河」に「野」を追加。東京都世田谷区で1978年6月5日に帰化の記録あり。本姓は何。何参照。