オバタ 【小畠】レベル5
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日本姓氏語源辞典
広島県、兵庫県、大阪府。コバタケも含む分布。オバタケは稀少。
①地形。小畑の異形。京都府南丹市園部町宍人では1083年(永保3年)から1087年(寛治元年)の後三年の役後に東北地方から来住した清原氏が称したと伝える。発音はコバタケ。清原参照。同地から京都府南丹市園部町天引、兵庫県丹波篠山市、静岡県浜松市に戦国時代に分出してコバタケ、コバタ、オバタの発音としたとの伝もあり。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士、広島県福山市丸之内が藩庁の備後福山藩士、岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、京都府南丹市園部町小桜町が藩庁の園部藩士、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。園部藩士は山形県・秋田県(旧:出羽国)の出と伝える。岡山藩士は京都府船井郡の出と伝える。同藩士、加賀藩士の発音はコバタ。徳島県海部郡美波町田井の小字の中田では草分けと伝える。
②兵庫県丹波市山南町小畑発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はオバタケで「小畠」とも表記した。同地に分布あり。発音はコハタ。
2021年 12月 15日 更新