ミツダ 【光田】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①地形。光る田から。三に「光」を使用する例あり。愛知県稲沢市祖父江町山崎、京都府福知山市日尾では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。岡山県岡山市では1582年(天正10年)の八浜合戦での戦功により賜ったと伝える。
②地形。満田の異形。愛媛県松山市久谷町では江戸時代に満田姓から改姓したと伝える。伝承での光田の発音はミツタ。同地では満田姓の前は立林姓だったとの伝もあり。立林参照。
③富山県高岡市戸出光明寺発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はコウミョウジ。同地に分布あり。鎌倉時代・南北朝時代の武将である新田義貞の孫だった新田貞方の子の文殊丸を室町時代に光明寺の僧侶が養育して子が光田姓を称した事例があった。光明寺に「光」、新田に「田」あり。後裔は神奈川県小田原市にあった。新田参照。
④山口県山口市大内矢田茅野神田(旧:光田)発祥。山口県を平安時代から室町時代に根拠地とした大内氏の時代の絵図に記載があり、室町時代にコウダの発音になって神田の漢字をあてたと伝える。神田はコウダ。山口県長門市日置中国広での伝承。同地では鎌倉時代・南北朝時代の武将である新田義貞の後裔と伝える。
⑤コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は約5%。大韓民国光州広域市発祥。光州の日本音はコウシュウ、コリア音はクァンジュ。光州の「光」を使用。神奈川県川崎市で1954年6月30日に帰化の記録あり。本姓は盧。盧参照。