オオバ 【大庭】6 日本姓氏語源辞典
福岡県、静岡県、神奈川県。続いて東京都、島根県、大阪府、山口県、埼玉県、宮城県、千葉県。
①神奈川県藤沢市大庭発祥。平安時代に記録のある地名。秋田県由利本荘市では平安時代の武将である源義家の家臣の後裔で1083年(永保3年)から1087年(寛治元年)の後三年の役で来住したと伝える。神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の幕臣に鎌倉時代、山口県下関市長府宮崎町が藩庁の長府藩士、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。
②地形。大きな庭から。沖縄県うるま市での屋号による明治新姓。
③鹿児島県日置市東市来町湯田の小字の大庭ケ原から発祥。地名はオオニワガハラ。同地に江戸時代に門割制度の大庭門があった。門による明治新姓。
※大阪府堺市南区大庭寺(旧:大庭村)発祥。平安時代に記録のある地名。岡山県北部(旧:美作国)に奈良時代に大庭臣、大阪府西南部(旧:和泉国)に平安時代に大庭造の氏姓があった。大阪府守口市大庭町は奈良時代に記録のある地名。地名は奈良時代の大庭造の居住によると伝える。
2021年 1月 13日 更新