アベ 【安倍】レベル5
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日本姓氏語源辞典
宮城県、大分県、岩手県。アンバイも含む分布。秋田県ではアンバイが主流。アンベは稀少。奈良県桜井市阿部発祥。古墳時代に「阿倍」の表記で記録のある地名。地名はアベで「安倍」とも表記した。大阪府大阪市阿倍野区は平安時代に記録のある地名。阿倍野はアベノ。山口県長門市油谷蔵小田、秋田県にかほ市両前寺阿部堂では平安時代の武将である安倍宗任の後裔と伝える。阿部堂はアベドウで同地ではアンバイ。岩手県奥州市胆沢若柳では1051年(永承6年)から1062年(康平5年)の前九年の役で中央政府に反旗を翻した安倍氏を憚って明治新姓時にアベからアンバイに発音を変更したと伝える。鳥取県米子市安倍は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は同地を開発した荒尾氏の家臣だった村瀬氏の本姓の安倍からとの伝あり。村瀬参照。大分県大分市荷揚町が藩庁の府内藩士に江戸時代にあった。