アベ 【安部】レベル6
約82,800人
日本姓氏語源辞典
大分県、福岡県、山形県。続いて東京都、島根県、神奈川県、大阪府、福島県、北海道、埼玉県。アンベも含む分布。ヤスベは稀少。広島県福山市でアンベが存在。
①安倍の異形。山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。同藩士は新潟県の安部里から1596年から1615年(慶長年間)に来住したと伝える。位置不詳。新潟県新潟市秋葉区安部新は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は1618年(元和4年)の安部氏の開発によると伝える。広島県福山市では江戸時代後期には居住していたと伝える。
②静岡県静岡市(旧:安倍郡)発祥。奈良時代に記録のある地名。地名は「阿部」、「阿倍」、「阿兵」とも表記した。地名は安倍氏の居住によるとの伝もあり。大分県宇佐市で伝承あり。埼玉県深谷市岡部が藩庁の岡部藩主に江戸時代にあった。同藩主は静岡県浜松市の出と伝える。
③合略。安部野の略。島根県仁多郡奥出雲町横田で南北朝時代にいた代官の安部野氏の後裔が略したと伝える。安部野参照。
④コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は1%以下。創賜。安に「部」を追加。東京都練馬区で1958年12月13日に帰化の記録あり。本姓は安。安参照。