イシワタ 【石渡】レベル6
約25,800人
日本姓氏語源辞典
神奈川県、千葉県、東京都。続いて埼玉県、静岡県、栃木県、茨城県、北海道、大阪府、青森県。イシワタリも含む分布。
①地形。石と渡し場から。神奈川県横須賀市公郷町では1253年(建長5年)に千葉県鴨川市清澄から千葉県南房総市富浦町南無谷を経て神奈川県横須賀市の米が浜に上陸した鎌倉時代の僧侶の日蓮を船頭が石、岩の多い土地を背負って渡り石渡戸姓を賜ったと伝える。石渡姓は石渡戸姓の「戸」を除いた語形。石渡戸参照。千葉県印旛郡酒々井町酒々井では草分けと伝える。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。
②コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は1%以下。事物。石から。大韓民国慶尚南道付近(旧:加羅・伽耶)の王妃の許黄玉がインド共和国の阿踰施国から嫁ぐ際に航海の無事を祈って船に婆娑石塔を積み渡って来たとの伝承から。阿踰施はアユセ。許黄玉のコリア音はホ・ファンオク。阿踰施は阿踰陀の別名もあり。阿踰陀はアユダ。比定地はインド共和国ウッタル・プラデーシュ州アヨーディヤー。京都府京都市右京区で1984年6月2日に帰化の記録あり。本姓は許。許参照。
2022年 1月 15日 更新