モリ 【守】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①職業。守る行為から。宮城県仙台市太白区中田では1028年から1037年(長元年間)に同地の荘官を辞した斎藤氏が老女の建立した鳥宮を守って「守」を使用したと伝える。斎藤参照。福岡県では神社の宝刀を守って称したと伝える。時代、神社の位置は不詳。福岡県京都郡苅田町馬場、熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡伊仙町面縄に分布あり。
②合略。守部の略。福岡県久留米市北野町八重亀にある浄土真宗の称揚寺の僧侶による明治新姓。同寺では福岡県久留米市北野町守部・三井郡大刀洗町守部(旧:守部荘)で守部氏が出家して創建した禅宗の称揚寺が元で地名は守部氏の人名からと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代初期。三井郡大刀洗町守部はモルべ。守部参照。
2022年 4月 12日 更新