オオサカ 【大坂】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①大阪府大阪市発祥。戦国時代に「大坂」の表記で記録のある地名。地名は「小坂」、「尾坂」とも呼称した。小坂、尾坂はオサカ。青森県青森市新町では江戸時代に来住したと伝える。秋田県、宮城県白石市で伝承あり。徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士に江戸時代にあった。同藩士に伝承あり。島根県出雲市小津町では大阪府大阪市中央区大阪城の大阪城が1615年(慶長20年)に落城した後に来住したと伝える。
②鳥取県鳥取市気高町会下付近(旧:逢坂)から発祥。地名はオオサカ。平安時代に「大坂」の表記で記録のある地名。
③徳島県で1332年(正慶元年・元弘2年)に記録あり。徳島県板野郡板野町大坂は鎌倉時代に記録のある地名。
④鹿児島県南さつま市金峰町大坂発祥。地名、姓はダイザカ。大阪村の村名としては1884年に成立した地名。同地に分布あり。大阪はダイザカ。
※奈良県御所市(旧:大坂郷)発祥。平安時代に記録のある地名。平安時代に大坂直の氏姓があった。
※広島県福山市神辺町大字八尋付近(旧:大坂郷)は平安時代に記録のある地名。
⑤地形。大きな坂から。福井県福井市大森町では同地の賀茂山の登り口にある大きな坂により称したと伝える。推定では江戸時代。
2021年 5月 10日 更新