アオヤマ 【青山】レベル6
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日本姓氏語源辞典
愛知県、北海道、東京都。続いて神奈川県、大阪府、岐阜県、埼玉県、静岡県、千葉県、兵庫県。セイヤマは稀少。
①地形。青い山から。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に岐阜県南部（旧：美濃国）の青山からとの伝あり。時代、位置不詳。善隣。長野県松本市島立に分布あり。
②茨城県（旧：常陸国）の青山から発祥。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。三重県伊賀市・名張市（旧：伊賀国）で1582年（天正10年）に戦国時代・安土桃山時代・江戸時代の武将である徳川家康の家臣になったと伝える。茨城県東茨城郡城里町上青山・下青山は南北朝時代、茨城県鉾田市青山は江戸時代に記録のある地名。
③兵庫県姫路市青山発祥。戦国時代に記録のある地名。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。同藩士に伝承あり。同藩士に愛知県西部（旧：尾張国）の出との伝もあり。
④群馬県吾妻郡中之条町青山発祥。江戸時代に記録のある地名。兵庫県丹波篠山市北新町が藩庁の篠山藩主、岐阜県郡上市八幡町柳町が藩庁の郡上藩主、千葉県香取市下飯田が藩庁の下総飯田藩主に江戸時代にあった。同藩主に伝承あり。東京都港区青山は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は青山氏の人名からと伝える。
⑤滋賀県東近江市青山町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
⑥合略。清山の略。島根県安来市では島根県安来市広瀬町富田にあった月山富田城の1566年（永禄9年）の落城後に清山姓を略したと伝える。青山をセイヤマと発音したとの伝もあり。清山参照。
⑦事物。和歌山県日高郡由良町衣奈にある西山浄土宗の法林寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の青木山から「青」、「山」を使用。
⑧コリア（朝鮮・韓国）系。複数の起源の全体における推定での比率は約2%。碧山の異形。新潟県十日町市（旧：中魚沼郡貝野村）で1954年6月9日に帰化の記録あり。本姓は李。李参照。
⑨コリア（朝鮮・韓国）系。大韓民国慶尚北道青松郡発祥。青松の「青」を使用。青松の日本音はセイショウ、コリア音はチョンソン。愛知県岡崎市で1979年1月26日に帰化の記録あり。本姓は沈。沈参照。