カネミツ 【金光】レベル5
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日本姓氏語源辞典
岡山県、大阪府、広島県。カナミツも含む分布。コンコウは稀少。
①事物。岡山県岡山市北区磨屋町にある天台宗の岡山寺の山号である金光山から。山号はコンコウ。同寺は749年(天平勝宝元年)の創建と伝える。岡山県倉敷市尾原では草分けと伝える。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、岡山県岡山市北区庭瀬が藩庁の庭瀬藩士に江戸時代にあった。熊本県山鹿市菊鹿町木野では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
※岡山県浅口市の金光町は金光教から1923年に成立した地名。地名はコンコウ。岡山県浅口市金光町大谷で金光教の開祖が1868年に神の啓示を受けて金光姓を称した事例があった。発音はコンコウ。
②コリア(朝鮮・韓国)系。複数の起源の全体における推定での比率は約40%。大韓民国光州広域市光山区発祥。光山の日本音はコウサン、コリア音はクァンサン。光山の「光」を使用。群馬県邑楽郡邑楽町(旧:邑楽郡中野村)で1953年10月21日に帰化の記録あり。本姓は金。金参照。
③コリア(朝鮮・韓国)系。個人名。本姓の「金」と名前にある「光」を使用。北海道旭川市で1980年に通名にあった。
④大分県宇佐市西高家の小字の金光から発祥。同地付近に分布あり。地名はカナミツ。
※大分県中津市犬丸では漆島氏の後裔で1190年から1199年(建久年間)に称したとの伝あり。漆島参照。
⑤事物。新潟県佐渡市真光寺にあった真言宗の真光寺の僧侶が同地の金北山神社の神主となって金北山の「金」と真光寺の「光」から明治新姓時に称したと伝える。
⑥事物。石川県鹿島郡中能登町金丸にある浄土真宗の珀琳寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の金光山から。金丸は鎌倉時代に記録のある地名。
※コリア(朝鮮・韓国)系。創賜。創氏改名時の光輝ある1940年(紀元2600年)から金に「光」を追加した創氏にあった。本姓は金。
※コリア(朝鮮・韓国)系。創氏改名時に東京時代の政治家の金光庸夫にあやかった創氏があった。