フクトミ 【福富】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①岐阜県岐阜市福富発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に安土桃山時代、栃木県栃木市大平町蔵井、栃木県芳賀郡芳賀町与能、山口県岩国市、和歌山県和歌山市一番丁が藩庁の紀州藩士に江戸時代にあった。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は愛知県名古屋市中川区助光の出でフクズミと発音したと伝える。同地で1479年(文明11年)に記録あり。島根県出雲市斐川町福富は鎌倉時代に記録のある地名。地名はフクドミ。島根県大田市温泉津町福光は鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
②合略。福田の略。広島県福山市、高知県では福田姓の「福」を残して改姓したと伝える。推定では戦国時代以前。高知県南国市廿枝に安土桃山時代にあった。福田参照。
③創賜。好字の「福」、「富」から。京都府京都市伏見区淀本町が藩庁の淀藩士に江戸時代にあった。同藩士は元は佐賀県唐津市東城内が藩庁の唐津藩士で同藩主である寺沢堅高の妻の岡部姓を憚って岡部姓から1633年(寛永10年)から1635年(寛永12年)の間に改姓したと伝える。岡部参照。長崎県諫早市目代町では江戸時代に農業に従事して佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩から明治新姓時に賜ったと伝える。
④創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「富」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町諸田に分布あり。同地に福姓あり。福参照。
2021年 12月 16日 更新