タケモト 【武本】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①創賜。武力から。岡山県では和歌山県岩出市根来にある新義真言宗の根来寺の焼き討ちの際に陣地となった庄屋が賜ったと伝える。岡山県岡山市東区西庄では武士だったと伝える。推定では江戸時代。大阪府貝塚市窪田、岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、岡山県津山市山下が藩庁の津山藩士、兵庫県小野市西本町が藩庁の小野藩士に江戸時代にあった。
②コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は約8%。個人名。大韓民国東部付近(旧:新羅国)の第29代の王である武烈王の後裔と伝える裵氏が武烈王の「武」を使用して創氏改名時に創氏した。武烈の日本音はブレツ、コリア音はムヨル。高知県高知市で1953年11月9日に帰化の記録あり。本姓は裵。帰化の記録による本姓は裵が約52%。裵参照。
③鹿児島県出水市武本発祥。南北朝時代に「武元」の表記で記録のある地名。地名は「竹本」とも表記した。
④武元の異形。鹿児島県薩摩川内市城上町では明治新姓時に改姓したと伝える。同地では「武基」と表記していたとの伝もあり。推定では江戸時代。
⑤合略。武末の略。長崎県対馬市上対馬町舟志の武末氏の本家が称したと伝える。「武末の本家」の意。長崎県対馬市に戦国時代、長崎県対馬市上対馬町舟志に江戸時代にあった。武末参照。
⑥善隣。合略。武田の略。「武田が本」の意。愛媛県今治市伯方町北浦甲では武田氏の家臣の後裔が「武」を使用したと伝える。推定では戦国時代。武田参照。
2022年 1月 2日 更新