カナリ 【金成】レベル5
約4,300人
日本姓氏語源辞典
福島県、東京都、茨城県。カネナリ、カンナリも含む分布。カナナリは稀少。
①福島県いわき市小名浜金成発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名は「皮成」とも表記した。
②宮城県栗原市金成発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はカンナリ。同地で南北朝時代に称したと伝える。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。岩手県北上市立花では菅原氏の後裔との伝から江戸時代に「菅成」と表記して明治新姓時に改姓したと伝える。菅原参照。菅成参照。
③茨城県高萩市上手綱の小字の金成から発祥。同地付近に分布あり。地名はカネナリ。
④コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は約5%。創賜。金に「成」を追加。岡山県津山市で1954年11月26日に帰化の記録あり。本姓は金。金参照。
⑤アイヌ系。推定での比率は1%以下。個人名。北海道登別市にいたカンナリキ(kanna-arki)が金成喜蔵に改名。金成喜蔵はカンナリ・キゾウ。推定では1875年頃。アイヌ語のカンナリキは「再び・来る」で「またいらっしゃい」の意。
2022年 12月 9日 更新