アカイケ 【赤池】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①事物。静岡県富士宮市人穴では静岡県裾野市付近で1193年(建久4年)にあった富士の巻狩りで平安時代・鎌倉時代の武将の源頼朝から藤原姓の家臣が赤髪により「赤い毛」の名前を賜っており、水の供出にちなんで「赤池」の表記としたと伝える。同地から静岡県富士宮市山宮、山梨県南巨摩郡身延町付近(旧:河内)に分出したとの伝もあり。山梨県西八代郡市川三郷町山保では1194年(建久5年)に称していたと伝える。静岡県富士宮市北山・上井出では草分けと伝える。藤原参照。
②熊本県人吉市赤池水無町・赤池原町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。熊本県人吉市麓町が藩庁の人吉藩士に江戸時代にあった。
③創賜。長野県埴科郡坂城町南条鼠では室町時代に赤井氏が「赤井家」との意味で称したと伝える。赤井参照。
※長野県埴科郡坂城町南条金井に分布あり。同地の小字に赤池あり。推定では人名からの地名。
④地形。赤い池から。石川県羽咋郡宝達志水町上田に江戸時代にあった。
※鳥取県鳥取市下味野の小字の赤池は経由地。地名は安土桃山時代の赤池氏の居住によると伝える。
※鳥取県東伯郡湯梨浜町赤池は江戸時代に記録のある地名。地名は「明池」と表記したと伝える。
2022年 7月 23日 更新