ハナヤマ 【花山】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①地形。花と山から。愛媛県松山市井門町、宮城県栗原市若柳川北二股に分布あり。宮城県栗原市花山は平安時代に記録のある地名。善隣。福岡県飯塚市横田が本拠。
②鹿児島県霧島市隼人町松永花山発祥。鹿児島県霧島市隼人町松永に分布あり。
③合略。華岡の略。岩手県奥州市水沢佐倉河では和歌山県に江戸時代にいた医師である華岡青洲に学んで華岡の華から「花」を使用して1836年(天保7年)に帰郷したと伝える。華岡参照。
④石川県鹿島郡中能登町花見月発祥。南北朝時代に「花見槻」の表記で記録のある地名。花見月の「花」を使用。同地に分布あり。
⑤事物。三重県員弁郡東員町中上にある浄土真宗の遍崇寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の花戸山から「花」、「山」を使用。
⑥コリア(朝鮮・韓国)系。複数の起源の全体における推定での比率は約5%。大韓民国慶尚北道の慶州市の花山から発祥。地名の日本音はカサン、コリア音はファサン。新羅の建国神話で本彼部鄭氏の始祖の智伯虎が降臨したとする伝承から。智伯虎のコリア音はチベホ。青森県弘前市(旧:中津軽郡相馬村)で1958年8月5日に帰化の記録あり。本姓は鄭。鄭参照。
⑦コリア(朝鮮・韓国)系。朝鮮民主主義人民共和国黄海南道甕津郡にあった馬山面の花山里から発祥。地名の日本音はカサン、コリア音はファサン。大阪府柏原市で1963年4月26日、1963年7月8日に帰化の記録あり。本姓は李。花山李氏はベトナムから1226年に漂着したと伝える。李参照。
2022年 1月 25日 更新