ミヤモト 【宮本】レベル7
約231,000人
日本姓氏語源辞典
大阪府、茨城県、兵庫県。続いて東京都、熊本県、広島県、福岡県、北海道、神奈川県、和歌山県。
①地形。神社のそばから。埼玉県所沢市三ケ島では1388年(嘉慶2年・元中5年)に神主になって称したと伝える。石川県白山市田中町では同地の田中郷菅原神社のそばで江戸時代に称していたと伝える。山口県大島郡周防大島町西方では同地の下田八幡宮のそばからとの伝あり。称した時代は不詳。徳島県吉野川市川島町桑村では1842年(天保13年)に称したと伝える。熊本県天草市魚貫町、広島県広島市南区似島町、高知県宿毛市沖の島町母島、徳島県三好市の井川町、徳島県美馬郡つるぎ町貞光日浦、徳島県美馬郡つるぎ町半田白石、石川県小松市矢田野町、富山県砺波市鷹栖では明治新姓と伝える。石川県加賀市山中温泉真砂町では草分けとの伝あり。三重県熊野市新鹿町の徳司神社の神主に江戸時代にあった。善隣。熊本県山鹿市鹿本町来民、岡山県美作市真加部に分布あり。
※鳥取県倉吉市では広島県東部(旧:備後国)の宮本郷からと伝える。時代、位置不詳。
②茨城県鹿嶋市宮中(大字)の鹿島神宮の付近(旧:宮本郷)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。茨城県土浦市沖宿町では茨城県鹿嶋市宮中(大字)の鹿島神宮で室町時代に神主だったと伝える。茨城県稲敷市古渡では茨城県鹿嶋市宮中(大字)の鹿島神宮のそばにあった宮本から平安時代に来たとの伝あり。茨城県土浦市高岡では草分けと伝える。
④大分県津久見市上宮本町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
⑤岡山県美作市宮本発祥。江戸時代に記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。
⑥千葉県香取郡東庄町宮本発祥。江戸時代に記録のある地名。茨城県潮来市潮来では千葉県香取郡の宮本村から茨城県行方市付近(旧:行方郡)に戦国時代に来たと伝える。茨城県潮来市に江戸時代にあった。
⑧大分県中津市耶馬溪町大字大野の小字の宮本から発祥。同地付近に分布あり。
⑨合略。宮平の略。鳥取県米子市両三柳では宮平姓の分家が「宮」を残して称したと伝える。推定では江戸時代。宮平参照。
⑩コリア(朝鮮・韓国)系。複数の起源の全体における推定での比率は約2%。事物。大韓民国全羅北道全州市が本貫で李氏朝鮮の王を出した全州李氏が王宮の「宮」と「本」を使用して創氏改名時に創氏した。埼玉県さいたま市(旧:浦和市)で1954年3月13日に帰化の記録あり。本姓は李。李参照。
⑪コリア(朝鮮・韓国)系。創賜。宋が含む「宀」と木を含む「本」を使用。東京都江東区で1974年6月25日に帰化の記録あり。本姓は宋。宋参照。
⑫コリア(朝鮮・韓国)系。創賜。呂を含む「宮」に「本」を追加。熊本県球磨郡あさぎり町(旧:球磨郡免田町)で1957年5月14日に帰化の記録あり。本姓は呂。呂参照。
⑬シナ(中国)系。創賜。呂を含む「宮」に「本」を追加。埼玉県蕨市で1993年に通名にあった。本姓は呂。
⑭台湾系。創賜。呂を含む「宮」に「本」を追加。奈良県奈良市で1959年12月9日に帰化の記録あり。国籍は無国籍。本姓は呂。
⑮アイヌ系。推定での比率は1%以下。日本人の姓と同源。北海道白老郡白老町では青森県下北郡大間町出身の女性の姓を称したと伝える。推定では1875年頃。