トリウミ 【鳥海】5 日本姓氏語源辞典
①山形県飽海郡遊佐町・酒田市・秋田県由利本荘市・にかほ市の鳥海山から発祥。地名はチョウカイ。千葉県富津市では鳥海山の山形県側から来住したと伝える。来住の時代は不詳。千葉県富津市湊の小字の鳥ノ海は経由地。地名は鳥海氏の居住によると伝える。山形県鶴岡市馬場町が藩庁の庄内藩医に江戸時代にあった。鳥海山の山形県側にあった三十三坊の僧侶による明治新姓。発音はトリノウミ。長崎県長崎市小ケ倉町では1868年から1869年の戊辰戦争時に山形県飽海郡遊佐町の鳥海山のそばで戦って称したと伝える。
③事物。徳島県阿南市見能林町南林では鳥と魚を献上して賜ったと伝える。推定では江戸時代。
2020年 5月 31日 更新