カナヤ 【金谷】レベル6
約29,200人
日本姓氏語源辞典
大阪府、北海道、兵庫県。続いて東京都、群馬県、神奈川県、富山県、秋田県、岡山県、埼玉県。カナタニ、カネヤも含む分布。富山県ではカナタニが主流。カネタニ、キンタニ、キンヤは稀少。
①職業。金屋の異形。富山県では江戸時代の金屋の屋号による明治新姓との伝あり。富山県射水市中新湊、大阪府貝塚市南町に分布あり。富山県富山市に江戸時代にあった。富山県高岡市金屋町は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
②地形。金属と谷から。千葉県旭市鎌数では福島県二本松市から江戸時代に来住したと伝える。大分県豊後高田市金谷町は経由地。地名は金谷氏の人名からと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代の人物。同地に分布あり。
③群馬県太田市北金井町（旧：金谷）発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名は「金屋」とも表記した。
④コリア（朝鮮・韓国）系。推定での比率は約6%。地形。金に「谷」を追加。大韓民国慶尚北道亀尾市善山邑が本貫の善山金氏が創氏改名時に創氏した。大阪府大阪市東成区で1953年10月20日に帰化の記録あり。本姓は金。金参照。大阪府大阪市西淀川区で1952年4月28日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。帰化の初出。
⑤金屋と同源。和歌山県田辺市では和歌山県有田郡有田川町金屋から来て江戸時代に金屋姓から改姓したと伝える。
⑥和歌山県和歌山市金谷発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
⑦和歌山県西牟婁郡上富田町朝来の小字の金屋から発祥。同地付近に分布あり。地名はカナヤ。
⑧兵庫県洲本市五色町都志の小字の金谷から発祥。同地付近に分布あり。
⑨和歌山県伊都郡かつらぎ町東谷の金谷川から発祥。川名、姓はキンダニ。
2024年 5月 11日 更新