フジウ 【藤生】レベル5
約4,500人
日本姓氏語源辞典
群馬県、東京都、栃木県。フジュウ、フジオも含む分布。フジオイ、フジセ、フニュウは稀少。
①合略。藤原の略。第一要素は藤原の「藤」から。群馬県桐生市では千葉県南部(旧:安房国)で佐藤姓から改姓して1470年(文明2年)に来住したと伝える。佐藤参照。藤原参照。群馬県桐生市梅田町で藤原氏の後裔との伝あり。同地の小字に上藤生あり。地名はフジュウ。推定では地名は人名から。群馬県伊勢崎市の赤堀では新潟県佐渡市で佐藤姓を称していたとの伝あり。伝承からの推定では鎌倉時代。群馬県桐生市新里町新川の小字の藤生沢の付近に安土桃山時代にあった。地名の藤生はフジュウで藤生氏の人名からと伝える。群馬県みどり市大間々町桐原では群馬県桐生市新里町新川の小字の藤生沢から来住したとの伝あり。伝承からの推定では戦国時代。栃木県足利市助戸新山町では新潟県から江戸時代に来住したと伝える。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。熊本県上益城郡御船町高木にある浄土真宗の長安寺の僧侶による明治新姓。
②岡山県美作市藤生発祥。江戸時代に記録のある地名。岡山県美作市付近(旧:吉野郡)に戦国時代・安土桃山時代にあった。
※福岡県柳川市三橋町藤吉は江戸時代に記録のある地名。地名は藤吉氏の人名からと伝える。同地に分布あり。藤吉参照。
2022年 5月 9日 更新