フジムラ 【藤村】レベル6
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日本姓氏語源辞典
山口県、大阪府、岩手県。続いて東京都、愛知県、京都府、福岡県、北海道、神奈川県、兵庫県。
①合略。藤原の略。藤原参照。山口県山陽小野田市、岩手県宮古市刈屋では藤原氏の後裔が藤原の「藤」を残して称したと伝える。推定では鎌倉時代。愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士に江戸時代にあった。同藩士に藤原氏の後裔との伝あり。高知県香南市野市町本村では奈良県で藤原氏の後裔が藤村姓を称して安土桃山時代に来住したと伝える。香川県三豊市高瀬町上麻では鎌倉時代・南北朝時代の公卿の万里小路(藤原)藤房の後裔で1333年(正慶2年・元弘3年)から1336年(建武3年・延元元年)の建武の新政後に称したと伝える。万里小路参照。大阪府貝塚市に江戸時代にあった。
②岩手県紫波郡紫波町稲藤(旧:稲藤村)発祥。戦国時代に記録のある地名。地名は江戸時代に「稲藤村」と呼称した。岩手県での伝承。
③福島県河沼郡柳津町藤(旧:藤村)発祥。江戸時代に記録のある地名。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。同藩士の伝承。
④地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「村」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡喜界町上嘉鉄に分布あり。同地に藤姓あり。藤参照。
⑤石川県金沢市藤江南・藤江北(旧:藤江村)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
2021年 3月 10日 更新