ショウジ 【東海林】レベル6
約21,200人
日本姓氏語源辞典
山形県、北海道、秋田県。続いて東京都、神奈川県、宮城県、埼玉県、千葉県、福島県、新潟県。トウカイリンも含む分布。山形県ではトウカイリンが主流。
①事物。山形県でのヤチダモ、トネリコの呼称であるショージキを「西海枝」と対応する形で表記した「東海枝」から。東海枝はショウジ。西海枝参照。山形県西村山郡西川町綱取の沼平館で1577年(天正5年)に記録あり。同地の小字にシオジ沢あり。山形県酒田市竹田では沼平館から来住して江戸時代に荘司姓に改姓した時期があり、東海林姓に戻した際にトウカイリンと発音するようになったと伝える。山形県山形市青柳でも沼平館から来住したとの伝あり。
※山形県寒河江市白岩に分布あり。同地の小字に東海林原あり。地名はトウカイリンバラ。
②職業。庄司の異形。山形県尾花沢市野黒沢では京都府京都市から室町時代に庄司姓の落人が来住して後裔が東海林姓に改姓したと伝える。秋田県由利本荘市尾崎が藩庁の本荘藩士に江戸時代にあった。同藩士は江戸時代に庄司姓から改姓したと伝える。
③職業。庄子の異形。宮城県仙台市泉区市名坂では江戸時代の庄子屋の屋号による明治新姓と伝える。
2021年 4月 3日 更新