トコロ 【所】レベル5
約9,100人
日本姓氏語源辞典
①職業。平安時代以降に宮中の文書、物資を管理した蔵人所の職名から。岐阜県不破郡垂井町岩手では戦国時代に称していたと伝える。岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲高科に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。
②地形。栃木県下野市橋本では武井氏の本家争いの際に栃木県下都賀郡壬生町本丸が藩庁の壬生藩主の鳥居氏が仲裁して「居所を守り続ける」との意味で江戸時代に称したと伝える。武井参照。広島県大竹市白石の大瀧神社の神主は飛鳥時代の人物である佐伯鞍職が猟をしていた時に家臣の「何者か」との問いに「付近の者」との意味で「所の者」と答えて称したと伝える。
③栃木県宇都宮市上小倉町の小字の所分から発祥。同地付近に安土桃山時代にあった。
④シナ(中国)系。千葉県成田市で2011年9月14日に帰化の記録あり。日本音はショ、シナ音はスオ。
2022年 5月 8日 更新