キッコウ 【亀甲】レベル4
約700人
日本姓氏語源辞典
鹿児島県、大阪府、兵庫県。カメコウも含む分布。宮崎県でキコウが存在。
①鹿児島県南九州市川辺町上山田の小字の亀甲上・亀甲下から発祥。同地付近に分布あり。地名、姓はカメコウ。
②事物。熊本県で中村氏が家紋の亀甲から称したと伝える。推定では鎌倉時代。中村参照。熊本県で1557年(弘治3年)に記録あり。愛媛県宇和島市で1376年(永和2年・天授2年)に記録あり。同地では和歌山県・三重県南部(旧:紀伊国)の出と伝える。和歌山県新宮市に平安時代、愛媛県西予市宇和町新城に江戸時代にあった。岩手県胆沢郡金ケ崎町西根では福島県二本松市付近から来た落人の後裔と伝える。来住の時代は不詳。沖縄県糸満市ではカメコウ。
③熊本県玉名市亀甲発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はカメノコウでカメンコとも発音した。
④大分県杵築市山香町大字下の小字の亀ノ甲から発祥。同地付近に分布あり。地名はカメノコウ、姓はカメコウ。
2022年 7月 31日 更新