片岡の由来、語源、分布

カタオカ 【片岡】^{レベル6
約102,600人}  日本姓氏語源辞典

大阪府、高知県、千葉県。続いて東京都、岡山県、兵庫県、愛知県、北海道、神奈川県、茨城県。

①群馬県高崎市片岡町発祥。郡名としては711年（和銅4年）に記録のある地名。高知県高知市薊野西町、高知県高知市旭天神町で伝承あり。高知県高岡郡越知町片岡は経由地。安土桃山時代に記録のある地名。地名は群馬県から来住した片岡氏の居住によると伝える。

②茨城県石岡市片岡発祥。鎌倉時代に記録のある地名。

③岩手県奥州市江刺南町付近（旧：片岡）から発祥。南北朝時代に記録のある地名。

④奈良県北葛城郡上牧町下牧にあった片岡城の付近（旧：片岡）から発祥。古墳時代に記録のある地名。地名は「片丘」、「傍岡」、「肩岡」とも表記した。

⑤岡山県岡山市東区東片岡・西片岡発祥。平安時代に記録のある地名。同地に分布あり。善隣。兵庫県たつの市新宮町仙正に分布あり。

⑥地形。片側の岡から。広島県呉市の吉浦、徳島県美馬郡つるぎ町貞光吉良では明治新姓と伝える。

※滋賀県草津市片岡町は江戸時代に記録のある地名。地名は推定では片岡氏の人名から。

※岡山県高梁市巨瀬町（旧：片岡）は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は1184年から1185年（元暦年間）に領した片岡氏からと伝える。