ヒラ 【比良】レベル4
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日本姓氏語源辞典
①地形。ヒラは鹿児島県では「崖」を意味する例あり。江戸時代にあった門割制度の比良門から。門の位置の例。鹿児島県姶良市上名、鹿児島県日置市東市来町伊作田、鹿児島県日置市伊集院町中川。鹿児島県日置市東市来町湯田では平門。門名はヒラ。同地では平より比良の方がいいとの考えで称したと伝える。門による明治新姓。
②平の異形。大分県宇佐市木部では平氏の後裔が「タイラ」の類語の「ヒラ」から称したと伝える。時代不詳。平参照。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
③滋賀県大津市南比良・北比良発祥。平安時代に記録のある地名。兵庫県淡路市岩屋では戸長が近江八景にちなんで明治新姓時に命名したと伝える。
2021年 1月 19日 更新