トクガワ 【徳川】レベル4
約1,800人
日本姓氏語源辞典
①群馬県太田市徳川町発祥。鎌倉時代に「徳河」の表記で記録のある地名。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の将軍、茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩主、茨城県下妻市下妻甲が藩庁の下妻藩主、群馬県館林市城町が藩庁の館林藩主、山梨県甲府市丸の内が藩庁の甲府藩主、静岡県静岡市葵区駿府城公園が藩庁の駿府藩主、愛知県清須市清洲が藩庁の清洲藩主、愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩主、和歌山県和歌山市一番丁が藩庁の紀州藩主、佐賀県神埼市脊振町服巻の小字の伊福に江戸時代にあった。愛知県名古屋市東区徳川町・徳川は経由地。地名は徳川氏の邸宅からで徳川町は1931年、徳川は1980年に成立。佐賀県佐賀市三瀬村三瀬、広島県安芸高田市吉田町吉田、広島県安芸高田市向原町戸島では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。大分県宇佐市和気に江戸時代にあった。同地では島根県飯石郡飯南町赤名の出と伝える。沖縄県南城市佐敷佐敷では明治新姓時に役人が日本人の姓から考案したのではないかと伝える。
②コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は約15%。徳川氏にあやかって称する。大阪府大阪市西区で1954年10月1日に帰化の記録あり。帰化の初出。本姓は趙。趙参照。鳥取県米子市で1961年6月17日に帰化の記録あり。本姓は辛。辛参照。大阪府大阪市生野区で1974年6月24日に帰化の記録あり。本姓は玄。玄参照。
※創氏改名時に徳川の小地名から創氏した事例があった。地名の日本音はトクセン、コリア音はトクチョン。位置不詳。
③奈良県五條市西吉野町北曽木の小字の徳川から発祥。同地付近に分布あり。