市場の由来、語源、分布

イチバ 【市場】^{レベル5
約4,200人}  日本姓氏語源辞典

兵庫県、大阪府、広島県。

①地形。市のある場所から。香川県東かがわ市松原では奈良屋の屋号で魚市場を経営していたと伝える。推定では江戸時代。鳥取県鳥取市南町では江戸時代に野菜、果物を扱って青果市場を経営していたと伝える。三重県多気郡明和町前野に江戸時代にあった。

※愛知県東部（旧：三河国）の市場からとの伝あり。愛知県新城市富永付近（旧：市場）は戦国時代に記録のある地名。愛知県豊田市市場町、愛知県岡崎市市場町は江戸時代に記録のある地名。

②愛知県名古屋市南区笠寺町市場発祥。同地に戦国時代に市場城があった。同地で1466年（文正元年）に記録あり。

③群馬県太田市市場町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代にあった。

④兵庫県南あわじ市広田中筋の小字の市場から発祥。同地付近に分布あり。

⑤宮崎県都城市高城町大井手の小字の市場から発祥。同地に江戸時代に門割制度の市場門があった。門による明治新姓。