ツルオカ 【鶴岡】レベル5
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日本姓氏語源辞典
千葉県、東京都、神奈川県。続いて埼玉県、大阪府、福岡県、山口県、愛媛県、茨城県、北海道。
①事物。神奈川県鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮から。同社はツルガオカで1063年(康平6年)の創建と伝える。山口県周南市須万で伝承あり。同地では南北朝時代に称したと伝える。千葉県市原市新堀では草分けと伝える。千葉県千葉市中央区生実町が藩庁の生実藩士に江戸時代にあった。千葉県成田市高岡が藩庁の高岡藩の郷足軽として千葉県市原市で1863年(文久3年)に記録あり。
②大分県宇佐市安心院町楢本の小字の鶴岡から発祥。同地付近に分布あり。
③地形。鹿児島県鹿屋市串良町下小原に江戸時代にあった門割制度の靏ケ岡門から。門名は水流と岡から。門による明治新姓。
④地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である鶴に「岡」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡天城町天城に分布あり。同地に鶴姓あり。鶴参照。
⑤地形。鶴と岡から。徳島県徳島市論田町(旧:鶴岡新田)は江戸時代に記録のある地名。同地では1764年から1772年(明和年間)に開発者の亀三郎が鶴岡姓を賜って地名も命名したと伝える。
⑥職業。鶴屋の「屋」に「岡」を使用。奈良県五條市二見では奈良県吉野郡天川村で鶴屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。
※コリア(朝鮮・韓国)系。地形。崔を含む「鶴」に「岡」を追加。大分県宇佐市(旧:宇佐郡安心院町)で1956年6月7日に帰化の記録あり。本姓は崔。崔参照。