波平の由来、語源、分布

ナミヒラ 【波平】^{レベル4
約1,800人}  日本姓氏語源辞典

沖縄県中頭郡読谷村、沖縄県那覇市。

①沖縄県中頭郡読谷村波平発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はハンジャ。

②沖縄県糸満市北波平発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はハンザ、ハンジャ。同地に分布あり。

※沖縄県糸満市南波平は琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はハンザ、ハンジャ。

③地形。鹿児島県鹿児島市の谷山では平安時代に刀工が奈良県に向かう際に暴風にあって自作の刀を海中に沈めたところ波が平穏になって橋口姓から改姓したと伝える。橋口ハシグチ参照。鹿児島県鹿児島市東谷山に江戸時代に門割制度の波平門があった。門名は推定では人名から。

④コリア（朝鮮・韓国）系。推定での比率は約3%。大韓民国京畿道坡州市坡平面発祥。坡平の日本音はハヘイ、コリア音はパピョン。坡平に類似した「波平」を使用。和歌山県海南市で1960年1月29日に帰化の記録あり。本姓は尹。尹イン参照。