マツシマ 【松島】レベル6
約56,100人
日本姓氏語源辞典
群馬県、東京都、静岡県。続いて埼玉県、大阪府、神奈川県、栃木県、長野県、北海道、広島県。
①善隣。宮城県宮城郡松島町発祥。平安時代に記録のある地名。群馬県みどり市東町小夜戸の小字の松島は経由地。同地に1063年(康平6年)に来住したと伝える。鎌倉時代・南北朝時代の武将である新田義貞の家臣に松島式部の名前があり、福井県東部(旧:越前国)で1338年(建武5年・延元3年)に新田義貞が敗死後に群馬県を中心に全国に離散した。福島県白河市旭町、大阪府東大阪市長瀬町に分布あり。
⑤長崎県西海市大瀬戸町松島内郷・大瀬戸町松島外郷発祥。江戸時代に記録のある地名。
⑥鹿児島県いちき串木野市大里の小字の松島から発祥。同地に江戸時代に門割制度の松嶋門があった。門による明治新姓。
⑦三重県松阪市松ヶ島町発祥。戦国時代に記録のある地名。姓も「松ケ島」とも表記した。同地付近(旧:松ケ崎)での伝承。松ケ島参照。
⑧地形。松と島状の土地から。沖縄県に琉球王国時代にあった。琉球音はマツィシマ、マチシマ。
⑨コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は1%以下。山口県宇部市で1954年12月15日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。帰化の初出。
2023年 12月 26日 更新