クニモト 【国本】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①地形。国と本となる土地から。鳥取県鳥取市河原町佐貫の都波只知上神社の神主は皇紀からでは弥生時代の天皇である景行天皇が同地で国を建てたと伝える。鳥取県八頭郡八頭町船岡では皇紀からでは弥生時代・古墳時代の人物の武内宿禰に従っていた武将が賜ったと伝える。千葉県富里市中沢では千葉県千葉市中央区亥鼻の亥鼻城の城主に仕えていたと伝える。時代不詳。石川県加賀市大聖寺八間道が藩庁の大聖寺藩士に江戸時代にあった。長崎県南島原市布津町丙では長崎県の島原半島で1637年(寛永14年)・1638年(寛永15年)にあった島原の乱後に熊本県から来住して明治新姓時に称したと伝える。善隣。鳥取県八頭郡智頭町智頭に分布あり。
②コリア(朝鮮・韓国)系。推定での比率は約40%。創賜。大韓民国全北特別自治道全州市が本貫で李氏朝鮮の王を出して「国の本」となった全州李氏から。広島県豊田郡大崎上島町(旧:豊田郡中野村)で1953年11月26日に帰化の記録あり。本姓は李。帰化の初出。兵庫県豊岡市で1954年12月15日に帰化の記録あり。『官報』の表記は「國本」。本姓は李。本姓は李が主流。李参照。
③創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である国に「本」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。国参照。
2025年 3月 29日 更新