ナカニシ 【中西】レベル6
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日本姓氏語源辞典
大阪府、兵庫県、三重県。続いて京都府、愛知県、奈良県、東京都、和歌山県、北海道、福岡県。
①地形。中央部の西から。京都府京都市右京区の京北に戦国時代、大阪府枚方市茄子作、兵庫県三田市屋敷町が藩庁の三田藩士、兵庫県豊岡市出石町内町が藩庁の出石藩士、鹿児島県鹿児島市城山町が藩庁の薩摩藩士に江戸時代にあった。福岡県遠賀郡芦屋町山鹿では山口県下関市で1185年(元暦2年・寿永4年)にあった壇ノ浦の戦いで平家に加勢した水軍の後裔と伝える。同地では分家が大西姓を称したとの伝もあり。時代不詳。大西参照。三重県いなべ市北勢町川原では1521年から1528年(大永年間)頃に来住した落武者の後裔との伝あり。香川県仲多度郡まんのう町では明治新姓と伝える。兵庫県淡路市岩屋では同地の中ん場で明治新姓時に戸長が命名したとの伝あり。徳島県那賀郡那賀町水崎中村は江戸時代に記録のある地名。同地では江戸時代に農業、林業に従事していたと伝える。江戸時代にあった門割制度の中西門から。門の位置の例。鹿児島県阿久根市波留、鹿児島県姶良市寺師、鹿児島県曽於市末吉町南之郷、宮崎県都城市丸谷町。鹿児島県曽於市末吉町深川では中西屋敷。門、屋敷による明治新姓。善隣。兵庫県丹波篠山市西荘に分布あり。
※岡山県瀬戸内市(旧:邑久郡)の中西からと伝える。時代、位置不詳。
②奈良県の中西荘から発祥。平安時代に記録のある地名。奈良県磯城郡田原本町が比定地。
③徳島県三好市池田町中西発祥。南北朝時代に記録のある地名。高知県香美市土佐山田町繁藤での伝承。
④地形。石川県加賀市では同地の大聖寺川の付近で中村姓の分家が西に居住して「村」を「西」として改姓したと伝える。推定では江戸時代。中村参照。