カツベ 【勝部】レベル5
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日本姓氏語源辞典
①個人名。島根県東部(旧:出雲国)では1578年(天正6年)に尼子氏が滅亡した際に戦国時代・安土桃山時代の武将である尼子勝久から「勝」の字を賜って分部姓から勝部姓に改姓して島根県出雲市見々久町で帰農したと伝える。分部参照。尼子参照。岩手県一関市大東町大原では島根県から千葉県の勝部を経て来住したと伝える。千葉県君津市・富津市(旧:勝部郷)は平安時代に記録のある地名。千葉県旭市見広に江戸時代にあった。同地では草分けで和歌山県・三重県南部(旧:紀伊国)の出と伝える。来住の時代は不詳。
※島根県東部(旧:出雲国)で740年(天平12年)に記録あり。推定での発音はスグリベ。島根県松江市鹿島町佐陀宮内にある佐太神社の神主である朝山氏の伝承では兵庫県南西部(旧:播磨国)の蟹坂で異族を討伐して飛鳥時代の天智天皇の在位時に賜ったと伝える。朝山参照。
②滋賀県守山市勝部町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地の勝部城は室町時代の築城と伝える。
2022年 7月 8日 更新